謎のメモ:シリンジョン「誇らしげなメモ」【日本語翻訳】

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原文(Original Text)

I knew this day would come.

Given my situation, there are a million other things I could be doing right now, and yet some strange force inclines me to write my thoughts down.

Despite my predicament, I am not disappointed. No, I am glad.

It is finally time to show the world the true extent of my skills. I am more than just a machine for animal manufacturing.

It is time to put my masterful contingency plans to use. Too bad my only audience will be my own children, which I doubt will have the right quantity of appreciation for the intricacy of my plans.

It is now up to me to lead these poor souls to salvation.

Have I gone insane?


日本語翻訳

この日が来ることは分かっていた。

この状況下で、いまやれることは他にいくらでもあるはずなのに、奇妙な力に突き動かされ、私は自分の考えを書き記している。

この窮地にもかかわらず、私は失望してはいない。むしろ、嬉しいのだ。

ついに自分の技術の真の力を世界に示す時が来た。私はただの「動物製造機械」ではない。

用意してきた周到な計画を実行に移す時だ。ただ残念なのは、その観客が自分の子供たちだけであることだろう。彼らにこの計画の精巧さを正しく評価できるとは到底思えない。

この哀れな魂たちを救いへ導くのは、いまや私の役目だ。

私は狂ってしまったのだろうか?


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概要

話者は長期的な計画の実行を目前に控え、自身を単なる製造機械以上の存在と認識している。
孤立した状況でも感情は前向きであり、主な目的は自分の子らを救済へ導くことにある。ただし観客の評価を得られるかへの不安と、自身の正気についての自己問が残る。


まとめ

自身の精神状態について疑念を抱いている

話者はこの瞬間が来ることを予期していた

現在多くの行動が可能な中で、思考を書き留めることを選んでいる

状況は困難だが、失望ではなく喜びを感じている

自分を機械以上の存在と見なし技能の顕示を決意している

精緻な緊急対策を実行する意思があるが、観客が限られる点に孤独を覚えている

最終的な目標は自分の子らを救済へ導くことである

解説・考察

書き手は、シリンジョン。
これは、文字がフクシア色であることと、文章の内容から判断できる。

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