精神世界まとめ
バンバン3
導入場面:水生区画の大広間、通信端末
フリン:
お前が散々な一日を過ごしてきたことは分かる。
子供を連れてこの忌まわしい場所を去る瞬間を待ち望んでいることも、私には見えている。
だが、お前の努力を否定するつもりはないにせよ、その瞬間は永遠に訪れないかもしれないと私は考えている。
私はそれを許さない。
その理由を喜んで示してやろう。
ただし、その後は私の忠告に従え。
まだ間に合ううちにここを去れ。
この記憶を消し去り、何もなかったこととして進むんだ。
そうすれば約束しよう――明日は今よりもましな日になる、と。
内容:ビーチ
フリン:
私の家へようこそ。
いや、少なくとも本来はそうなるはずだった場所だ。
この施設の暗く冷たい深部では、状況が人間離れした行動を強いるものだ。
私が本来の道から外れすぎていると感じた時は、精神を立て直すためにお前が私を見つけたあの部屋で瞑想をする。
ここに来るたびに、私が戦っているものが、この苦痛と苦難に見合う価値のあるものだと再確認するんだ。
もちろん、これはすべて現実ではない。
だが、現実にすることはできる。
私の肌を本物の太陽の光が一度も照らしたことがない――想像できるか?
私はいつかそれが叶う日を切望している。
その目的を果たすために子供が必要だ。
だが心配はいらない、私は最も安全な手順を踏む。
大人たちをどう扱うかは私が決めるが、少なくとも一人は生かし、正気を保たせる。
そのおかげで生き残った子供たちは無事に地上へ送り届けられるだろう。
そしてもちろん、私自身も望む場所へ行くことができる。
ああ、完全に脳のないクラゲのように生きられたらどんなに楽だろう。
エビを食べて一日中カメに食われるのを避けるだけの単純な生活。
良心を持つまで、その重荷から解放される安らぎを誰も理解できない。
お前の勇気は認めよう。
だから私は、お前に立ち去る機会を与える。
受け入れろ。
そうすれば、お前は命も子供に会う機会も同時に失わずに済む。
二度目の精神世界(バンバン3)
導入場面:ナブナブ統合失敗
フリン:
お前はここに長居しすぎたな。
私は取引を持ちかけてやったが、受け入れるのはとうに遅すぎたようだ。
安心しろ、今すぐにお前を処分したり、回収したりはしない。
私は無駄を嫌う性分でな。
古い友が私以上にお前を必要としている。
彼らもまた、心の安寧を得る道を歩んでいるのだから。
私にはすでに十分すぎるほどの被験体が揃っており、私の望み、そして究極の精神的完成へ進むにはそれで足りる。
お前は少し眠るといい。
その間に私は、お前を本来あるべき場所へ移してやろう…。
内容:砂漠をドライブ
バンバン:
やあ、やっと目を覚ましたね。
居眠りしても責められないよ、ここにずっといるみたいな気分だし。
でさ…スティンガー、いわゆる「ビーチ」って場所にはいつ着くんだ?
フリン:
私は、我々は道に迷っているように思える。
バンバン:
いいね。
たった一つの仕事を君がしくじるとはな。
フリン:
誰もお前の意見なんて求めていない
バンバン:
少なくとも音楽くらい流してくれないか?しばらくここにいることになりそうだし。
それだよ、それを待ってたんだ。
オピラ、これどう思う?
最高だね。
キャプテン、君はどうだい?
キャプテン?
まあ、悪くない答えだ。
フリン:
お前、少しの間だけ黙ってくれ。私が道路に集中する必要がある。
バンバン:
道路に集中だと?僕たちは何時間も同じ所をぐるぐる回ってるよ。
クラゲは信用ならないってもんだよね、そうだろ、オピラ?
フリン:
お前のみじめな口がもう一言でも私を苛立たせるなら、あの愚かなパーティーハットの一つにお前の全身をねじ込んでやる。
(サボテンに衝突して終わり)
バンバン4
導入場面:水生区画の大広間、通信端末
フリン:
ああ…お前か…
安心しろ、もうお前を傷つけられはしない。
私は弱りすぎて何もできん。
私の言葉を聞かず、去るべきときに去らなかった――お前は大きな過ちを犯したんだ。
ようやくジョシュを抑え込めたというのに、わざわざ来て奴を怒らせるとはな。
見ろ、今やお前の傲慢さのせいでこの有様だ。
私たち二人とも子どもたちに辿り着けない。
これはお前の責任だ。
他の誰のでもない。
私は「最も安全な手順を守る」と言ったが、それは本気だった。
だがな、それでもお前に見せたいものがある。
どうやら今のお前には、それが必要らしいからな。
内容:キャンプ、チューチューチャールズコラボ?!
バンバン:
ああ、やあ!また起きたんだね。
君は本当に眠りすぎだよ。
フリン:
同感だ。
バンバン:
集めておいた野菜のおやつを食べてくれ。
フリン:
ああ、全部なくなったよ。
お前が眠っている間に、私の分の栄養はすでに消費させてもらった。
バンバン:
僕もだ、ごめんね。
フリン:
私はこれまで、クモから優しさを見たことはなかった。
バンバン:
僕は思うよ…ジャンボジョシュがいたら、あの野菜を喜んで食べただろうな。
フリン:
奴がここにいて不快な存在感を振りまいていないことに、私は十分満足している。
バンバン:
なぜそんなに彼を嫌うんだ?
確かに怒りっぽいところはあるけど、全体的には結構落ち着いたやつだぞ。
フリン:
私はこれまで何度も奴と衝突してきた。
憎しみは、私が制御できない二つの感情のうちの一つだ。
バンバン:
もう一つは何だい?
フリン:
悲しみだ。
バンバン:
またか…
フリン:
こんな世界で、絶え間ない悲しみをどうやって乗り越えられるというんだ。
時々、私たちは結局永遠に滅びる運命なのではと感じる。
私たちそれぞれに計画や目標はあるが、結局のところ大した意味はない。
過去やこれまでの苦悩を消すこともできない。
バンバン:
人生はいつも悲しんでいるには短すぎるんだ、フリン。
フリン:
私たちの命は違う。
バンバン:
うーん、なんて言えばいいのか分からないよ。
君も知ってるだろ、僕はこういうの得意じゃないんだ。
ナブナブかキャプテンなら助けになれるかもしれない。
キャプテン?
やっぱりな。
なんだ、この音は?
フリン:
この生態系には他にもたくさんの生き物が住んでいる。
何だってありえる。
バンバン:
でもさ、あんな音を出す動物なんているのか?
うわああ、助けてくれ!
(チューチューチャールズ襲来で終わり)
バンバン6
導入場面:保管庫で待機中
フリン:
知っておいてほしい。
これは全部お前のせいで起きていることだ。
他の理由だなんて思うな。
もしお前が私の計画や女王のことに干渉しなければ、今ごろ暖かいベッドで寝ていたはずだ。
私は拘束から解放されて、お前が傷つけた者たちも傷つかずに済んだ。
そしてこう自問してみろ。
もし私がジバニウムを吸い取られ、体を小さくされる管につながれていなかったらどうなっていたか、と。
元の大きさなら、この窮地を救えたかもしれないか?
お前の愚かな判断のせいで、子どもたちのもとへ戻れる可能性はさらに低くなった。
それはともかく、見せたいものがもう一つある。
どうやらお前にはそれが必要なようだ。
内容:雨のバス停
バンバン:
おはよう、寝ぼすけさん。
そのまま寝ていればよかったのに。
僕たちはまだバスを待っているんだよ。
ああ…本当に疲れたよ。
フリン:
文句を言うな。お前だけじゃないんだから。
オピラみたいに少し眠ったらどうだ。
バンバン:
少し?彼女は何日も眠り続けているじゃないか!
フリン:
バスが来たぞ。
バンバン:
やっとだ!
フリン:
それは無視しろ。本物じゃない。
バンバン:
もうこんなことをやっている意味があるのか?
僕はもうビーチになんて行きたくない。
ただ帰りたいだけだ。
フリン:
私たちは引き返せない。
どうしてもビーチにたどり着かなければならない。
正直に言うと、ここまで目的地にたどり着くのが難しいとは思わなかった。
お前の苛立たせる行動がなければ、私たちは今こんな状況にはいなかった。
バンバン:
本気で言ってるのか、スティンガー?
問題は僕の行動か?
それとも君の全くない運転技術か?
オピラの方が君より運転が上手いと思うよ。
手すらないのにね。
フリン:
本当にこれをもう一度やるつもりか?
バンバン:
もう一度って何をだ?
攻撃的になる必要はない。
実際、今こそ家に帰るべき時だと思う。
フリン:
ここからどうやって戻るか、考えはあるのか?
バンバン:
いや、でもキャプテンと僕なら絶対に解決できるはずだ。
そうだよね、キャプテン?
キャプテン?
別のバスが来たぞ。
フリン:
座席よりも役に立たない存在と会話したい者なんていない。
戻れ、これも間違ったバスだ。
(キャプテン・フィドルズ乗ってしまう)
バンバン:
キャプテンがさらわれた!
僕たちはどうすればいいんだ?
フリン:
考えているところだ。
(ナブナブ、別のバスにさらわれる)
バンバン:
ナブナブ!
フリン:
二人失った…
こんなことになるはずじゃなかった、後を追わなければ。
バンバン:
待て、あれは正しいバスか?
(バスが衝突して終わり)
バンバン7
導入場面:シティンジョン、劇場前
フリン:
お前が生きて無事な姿を見られて嬉しいとは言えない。
あの狂ったヒルが私を手下に変えることはできないが、それでも外を出歩くには危険すぎる。
子供たちが、このノーティワンズの一体を目にしただけで、どれほど恐怖を感じるかを考えてみろ。
あいつらは何も考えず、人間を憎むことだけに支配された獣だ。
この状況では、やつらが私の隠した子供たちの居場所を見つけた可能性を否定できない。
そもそもその可能性を作り出したのはお前の行動だ。
すべてお前のせいだ。
ともかく、見せたいものがもう一つある。
どうやらお前にはそれが必要なようだ。
内容:海の上を飛行中
バンバン:
今の計画はどうする、スティンガー?
フリン:
いつも通りだろうな。
この見捨てられた旅を続けて、ビーチへ向かうんだ。
バンバン:
僕たちは空中にいるんだぞ、一体どうやって行くつもりだ?
フリン:
わからん!
バンバン:
わかったよ、落ち着けって。
ただの質問だろ。
フリン:
すまない…ただ、もうすべてに疲れているんだ。
バンバン:
何に疲れたっていうんだ?
フリン:
すべてに疲れたんだ。
意味なんてないんだ、バンバン。
バンバン:
なんだって?
フリン:
何をしても意味を見いだせない。
そして終わりが見えることもない。
バンバン:
お前どうしちまったんだ?
なぜ急にそんなに否定的なんだ?
フリン:
そろそろこの計画を諦める時かもしれない。
実際の海ではなく、どうしてジバニウムの海の上を飛ぶことになったんだ?
バンバン(フェラル化):
もういい加減にしろ。
そんな考え方なら、キャプテンに操縦を任せた方がいいんじゃないか。
お前、何をしている?!
フリン:
お前の絶え間ないくだらないおしゃべりにはうんざりだ。
お前と話を始めると、いつも後悔するんだ。
下がれ!このままじゃ墜落するぞ!
やめろ!
存在しないはずの頭で考えてるのか?!
(飛行機が爆発して終わり)
バンバン8
導入場面:ジバニウム村
フリン:
私たちは最悪の時に、最も奇妙な場所でまた会うものだな。
あの忌まわしい牢獄から何とか逃げ出したが、すぐに見つかってここへ放り込まれてしまった。
お前の混乱の支配は、いつ終わるのだろうか。
ともかく、見せたいものがもう一つある。
どうやらお前にはそれが必要なようだ。
内容:スカイリムパロディ濃厚
バンバン:
おはよう
新しい一日、新しい始まりだ
フリン:
黙れ
バンバン:
彼らは僕たちをどこへ連れて行くんだ、フリン?
フリン:
見当もつかない、それが黙れと言っている理由だ
だが正直に言う
どうやらこれは俺たち全員の終わりのようだ
バンバン:
そんなはずない
僕が死ぬのはこんな形だとは思ってなかった
もっとドラマチックだと思ってたのに…
フリン:
私にとって死と向き合うことは問題ではない、ただお前と共にそれを迎えるのが惨めで仕方ないだけだ
バンバン:
うわ、ありがとう
僕は逆に、君たちと一緒に死ねることがとても嬉しいよ
君たちと一緒に浜辺を探そうとしたのは、僕にとって光栄だった
キャプテン、君はどうなんだ?僕たちが処刑されるところなのに嬉しいのか?
キャプテン?
君がちゃんと税金を払っていれば…
僕たちはこんな窮地にいなかったのに
(ラマンバの鳴き声)
バンバン:
今のは何だ?
フリン:
着いたぞ
ダダドゥー卿:
まずは猿だ
バンバン:
いやだ!キャプテン!
僕を代わりに連れて行け!
フリン:
やめろ、お前にできることは何もない
バンバン:
ごめん、キャプテン…さよなら…
あっ、君は彼の頭を外したみたいだ―
フリン:
運が良かったな
バンバン:
空にあるあれは何だ?
フリン:
またか…
(ラマンバ襲来で終わり)
原文(Original Text)
Banban 3
You’ve had a rough day. I can tell. You diligently wait for the moment you leave this wretched place with your child in hand, I can also tell. Not to undermine your efforts, but I fear that moment may never come. I cannot let it happen, and I will gladly show you why, but after I do, you take my advice. Leave this place while you still can. Erase it from your memory. Move on and forget any of this ever happened, and I promise you tomorrow will be a better day.
Welcome to my home. Or at least, what was supposed to be my home. Down in the dark and cold depths of the facility, the circumstances force you to do things that are out of your nature. When I feel that I am straying too far off my original course, I head to the room you have found me meditating in to mentally regroup. I come to this place, and then I’m reminded that what I’m fighting for is worth all of this pain and suffering. Of course, none of this is real, but it all could be. I have never had actual sun rays touch my skin, can you imagine that? And I yearn for the day that they finally do.
I need the children to achieve that, but do not worry, I will practice the safest of procedures. Whatever I decide to with the adults, I will make sure to keep one alive and sane so that the surviving children are delivered to the surface safe and sound. And of course, to deliver me to where I choose to be. Oh, to live the simple life of a completely brainless jellyfish; just munching on shrimp and avoiding getting eaten by turtles all day. You never appreciate how calming it is to have no conscience until you have one. I admire your courage, so I am giving you the chance to walk away. Take it. That way you won’t lose both your life and the chance to see your child.
You’ve overstayed your welcome here. I even made you an offer, but guess what, accepting it is long overdue. Don’t worry, I won’t get rid of you or collect you just yet. I was never one to abide by waste. An old friend needs you a lot more than I do. They too are on a path to achieve peace of mind. I already have more than enough subjects to move forward with my aspiration and my ultimate mental refinement. You just take a little nap while I transfer you to where you’re meant to be…
Hey, you. You’re finally awake.
Can’t blame you for taking a nap, feels like we been in this car forever.
So… Stinger, when are we arriving at this place called “beach”?
I believe we are lost.
Nice.
You had one job and you messed that up somehow.
I am struggling to locate the being who asked for your opinion.
Can you at least put some music on since we’re gonna be out here for a while?
That’s what I’m talking about.
Opila, what do you think about this?
Awesome.
Captain, what about you?
Captain?
Okay, decent answer.
Can you stop vocalizing for just one second so I can focus on the road.
What do you mean focus on the road? We’ve been going in circles for hours.
Never trust a jellyfish, am I right Opila?
If your pathetic mouth utters another infuriating sentence, I will stuff your whole body in one of those stupid party hats on your head!
Banban 4
Oh… It’s you…
Don’t worry, I’m unable hurt you. I’m too weak to do anything.
By not listening to me and leaving when you had the chance, you have made a great mistake.
Finally after managing to keep Josh under control, you just had to come around and anger him.
Look where your arrogance got us now; a position where neither of us can get to the children.
This is your fault, and nobody else’s. I meant it when I said I would practice the safest of procedures.
But regardless, I have something I want to show you.
It sure looks like you need it.
Oh, hi! You’re up again.
You sure are a sleepy fellow.
Agreed.
Grab some of the vegetable snacks we collected and eat.
Oh, they’re all finished.
I already have consumed my share of the nutrients we have gathered while you were in your slumber.
Me too, sorry about that.
I have never witnessed kindness coming from a spider before.
Man… If Jumbo Josh was here he would have loved those vegetables.
I am pretty content that he is not gracing us with his irritating presence.
Why do you hate him so much? Sure he’s got some anger issues but overall he’s pretty chill.
We’ve had our fair share of altercations.
Hate is one of the two emotions I am unable to control.
What’s the 2nd one?
Sorrow.
Not again…
How is any being able to move past constant sorrow in a world like ours.
Sometimes I feel like we’re all just doomed forever.
We each have our plans and goals but at the end of the day it doesn’t really matter.
Nor can it undo the past or previous misery.
Life is too short to be sad all the time, Stinger.
Our lives aren’t.
Well, I don’t know what to tell you. You know I’m not the best at this stuff.
Maybe Nabnab or the captain can help.
Captain?
As expected.
What’s that sound?
Lots of other creatures reside in this ecosystem.
Could be anything.
Yeah, but what kind of animal makes THAT sound?
AGH HELP ME!
Banban 6
I wanted to let you know that this is all happening because of you. Never convince yourself otherwise.
If you hadn’t intervened with my plan or the queen’s, you’d be home on your warm bed.
I would be free of my shackles, and everyone you hurt would not have been hurt.
And ask yourself this. If I wasn’t hooked up to pipes that drained me of my Givanium and shrunk my size.
Could my original size have aided us in our predicament?
Because of your foolish decisions, we are even less likely now to ever get back to the children.
Regardless, there is another thing I want to show you.
It sure looks like you need it.
Morning, sleepy fellow.
You should’ve kept sleeping, we’re still waiting for the bus.
Man, I’m so tired.
Quit whining, you’re not the only one.
Maybe sleep for a bit like Opila.
A bit? She’s been sleeping for days!
The bus is here.
Finally!
Ignore that, it’s not the correct one.
Oh man! Why are we even doing all of this?
I don’t wanna go to the beach anymore, I just wanna go back.
We cannot. We must get to the beach.
I will be frank, I did not know it would be this difficult to reach our destination.
If it weren’t for your infuriating actions we would not be in this current predicament.
Really, Stinger? My actions or your non-existent driving skills?
I think Opila can drive better than you and she doesn’t even have hands.
You sure you wanna do this again?
Do what again? No need to get aggressive.
Actually, I think now would be the time that we just go home.
Do you have an idea how to get back from here?
Well no, but the captain and I could definitely figure it out.
Right, Captain?
Captain?
Another bus is here.
And no one wants to conversate with a being who is less useful than the seat they’re sitting on.
Get back here, this is the wrong bus too.
THE CAPTAIN GOT KIDNAPPED!
What are we going to do?
I’m thinking.
NABNAB!
We just lost two…
This wasn’t supposed to happen, we need to follow them.
Wait, is that the correct bus?
Banban 7
I can’t say I’m happy to see you alive and well.
That crazy leech can’t turn me into one of his minions, but it’s still too dangerous for me to wander out there.
I want you to think of the amount of terror the children would feel at the sight of even just one of these… Naughty Ones…
These mindless animals that hate nothing more than they hate humans.
At this point, I wouldn’t eliminate the possibility that they found where I’ve hid the children.
It is your actions that have even made this a possibility in the first place. It’s all your fault.
Regardless, there is another thing I want to show you.
It sure looks like you need it.
What’s the plan now, Stinger?
I guess the same as always.
We continue this forsaken journey to the beach.
We’re in the middle of the air, so how exactly are we gonna do that?
I DO NOT KNOW!
Okay, sheesh relax.
It was just a question.
I apologize, I am just tired of all of this.
Tired of what?
Tired of everything.
There is no point, Banban.
What?
I fail to locate a point in doing any of it.
and I fail to locate an end in sight.
What’s gotten into you?
Why are you so negative all of a sudden?
Maybe it’s time we abandon this plan.
I mean how did we end up flying over a sea of Givanium instead of an actual sea?
Okay, that’s it.
Maybe you should let the Captain fly the plane if this is your mentality.
WHAT ARE YOU DOING?!
I am finished with your constant babbling.
It’s always a mistake to start a conversation with you.
Stay back, we’re gonna crash!
You need to stop!
Are you out of your non-existent mind?!
Banban 8
We continue to meet in the strangest of places at the worst of times.
I managed to escape that wretched prison, but they quickly found me and threw me down here.
When will your reign of chaos end, I wonder.
Regardless, there is an additional thing I want to show you.
It sure looks like you need it.
Mornin’
New day, new beginnings
Shut up.
Where are they taking us, Stinger?
I don’t have a clue, that is the reason I am informing you to shut up.
But I am going to be frank.
This seems like it’s the end for all of us.
That can’t be.
This is not how I imagined I’d die.
Thought it’d be more dramatic…
I don’t have a problem facing death, I am just devastated I’m facing it with you.
Wow, thanks.
Me on the opposite hand, I’m very glad I’m dying with you guys.
It’s been an honour trying to find the beach together.
What about you captain? Are you happy we’re about to get executed?
Captain?
If only you paid your taxes captain… We wouldn’t be in this dilemma.
What was that?
We’re here.
First, the monkey.
NO! CAPTAIN!
TAKE ME INSTEAD!
Stop, there’s nothing you can do.
I’m sorry captain… Goodbye…
Oh, I think you missed his hea-
Lucky.
What’s that in the sky?
Not again…
解説
フリンの精神世界は夢か現実か
結論から言うと、ここで描かれる一連の車内からバス待ち、機内、護送の情景はスティンガーフリンの精神世界であり、作中でもフリン自身が現実ではないと示唆している。さらにギバニウムの影響や催眠に近い状態が重なり、共有幻視のようにプレイヤーへ投影されている。したがって夢として読めるし、同時に現実側の出来事や心理の圧力が象徴化されたビジョンでもある。
章別の解説
Banban 3
バンバンはプレイヤーに対して、子どもを守るために大人を犠牲にするという功利的な正当化を語る。一方フリンは、太陽光を浴びたことがない渇望とビーチへの希求を語り、心が折れそうになると瞑想の部屋で己を立て直すと吐露する。ここで重要なのは、フリンがこの場所を現実ではないが現実にし得ると位置づけた点。直後の車内シーンでは、フリンが運転手となり、同じ道をぐるぐる回る停滞と、会話のギャグを交えつつも進めない旅が描かれる。ラストの脅しは、眠りへの誘導と転送の宣言で締められ、以後のループの型が確立する。
Banban 4
バンバンは弱り、あなたが去らなかったことが失敗だと責める。フリン側の情景では、優しさの残滓や空腹と分け合いの描写が続き、フリンは制御できない二つの感情として憎しみと悲哀を告白する。世界は絶え間ない悲しみで満ち、計画も目標も結局むなしいという虚無が色濃くなる。最後の不穏な音で、外的脅威が忍び寄ることを示す。
Banban 6
バンバンは、女王の計画と自分の計画をあなたが妨げたと断じ、さらに配管でギバニウムを抜かれ縮小された過去を語る。車からバス待ちに移り、正しいバスは来ない。キャプテンの誘拐が発生し、ついに旅の隊列から無言の象徴が奪われる。ここでフリンの統御の喪失がはっきりと段階を上げる。
Banban 7
ノーティワンズの脅威が言及され、空の上という非現実的な舞台で飛行機が登場。フリンは疲弊と虚無を吐露し、会話を断ち切るほど苛立つ。終わりが見えない旅、目的の正当性の揺らぎ、そして墜落寸前まで行く破綻が描かれる。
Banban 8
フリンは脱獄と再拘束を語り、護送列で処刑の気配が濃くなる。新しい始まりを茶化すやり取りののち、最初に犠牲になるのはキャプテン。直後に空の異変が起こり、フリンの言うまたかがループの再開を暗示する。
登場人物の変化
スティンガーフリン
初期は理性と計画を強調し、太陽とビーチを目指す希望の物語を語るが、章を経るごとに統御の断片化が進む。運転手から待機者、さらに乗客、最後は囚人へと主体性が剥がれ落ちる段階劇をたどる。制御不能な二つの感情が憎しみと悲哀であることを自認し、終盤は諦念と反復が前面化する。
バンバン
プレイヤーへの条件付きの脅威と安全手順を繰り返し、責任を転嫁する語りを続ける。一方、精神世界側では相棒的な掛け合いの相手としてフリンに苛立ちを募らせ、七章では会話そのものを断つほど関係が悪化。管理不能の旅に対する苛立ちが増幅する。
オピラ
多くは無垢の緩衝材として機能し、長い眠りや素直な合いの手で場を和らげる。子どもの代理象徴として、旅の倫理的目的を時折思い出させる役割。
ナブナブ
直接の台詞は少ないが、攫われる側として機能し、隊列の脱落を可視化する。緊急の叫びが崩壊の加速を告げる。
キャプテン
常に沈黙し、問いかけに反応しない存在。六章で誘拐、八章で最初の犠牲。リーダーの不在や良心の目撃者の喪失を象徴し、隊列から秩序が抜け落ちる合図になる。
ジャンボジョシュ
直接関与は少ないが、フリンや他者の憎悪の焦点として名が挙がる。抑えきれない怒りの記号であり、フリンの制御不能な感情と呼応する。
ノーティワンズ
反人間的な本能の群れとして提示され、子どもたちの隠し場所の露見を示唆する。フリンの計画の焦りを加速させる外圧。
考察ポイント
- ビーチの象徴性
- 乗り物の段階変化と主体性の喪失
- キャプテンの沈黙と最初の犠牲の意味
- 制御できない二つの感情の正体と機能
- ギバニウムの精神作用と共有幻視
- ノーティワンズの性質と子どもたちへの脅威
- 女王の計画とフリンの計画の衝突
- バンバンの道徳と責任転嫁のレトリック
- 反復する起句とループ構造の仕掛け
- 夢と現実の境界の意図的な曖昧化
- 隊列からの脱落が示す崩壊プロセス
- 最後の空の異変とループ再起動のトリガー
徹底考察
1 ビーチの象徴性
ビーチは境界の場所であり、施設の暗闇と太陽光の境、地底と地上の境、怪物と人間の境をつなぐリハビリの門として設計されている。車で近づき、バスで群衆化し、飛行機で逸脱し、最後は護送で強制移動になる流れは、自由意志から他律へという主体性の連続的崩落を描く。到達しないこと自体が希望の未完性を指し示す。
2 乗り物の段階変化と主体性
車はフリンが運転する自己統御、バスは時刻と路線に拘束される限定的統御、飛行機は高度だけ上げて方向性を失う躁的逃避、護送は完全な他律。このプロットは、フリンの自己効力感が摩耗していく心理線と一致し、プレイヤーの介入がその摩耗を加速させるとフリンは信じている。
3 キャプテンの沈黙と犠牲
沈黙は良心の証人であり、同時に子どもの集合的象徴として読める。最初に奪われることで、隊列は倫理の支点を失う。八章での処刑一撃が頭部を外した幸運である可能性は、ループ継続の余地を示し、完全喪失ではなくギリギリの保留として機能する。
4 二つの感情 憎しみと悲哀
フリンは感情制御の達人を自称しながら、憎しみと悲哀だけは抑えられないと認める。憎しみは現状を破壊してでも地上へ出たい衝動、悲哀は太陽を知らずに生かされた存在としての根源的欠落。この二極が、安全手順という理性の衣を着た危険な功利主義を生み、子どもを守るという旗印の下で大人の犠牲を正当化する。
5 ギバニウムと共有幻視
配管でギバニウムを抜かれ縮小という身体的損耗の語りと、ギバニウムの海という視覚モチーフは、物質が現実と精神の両面を浸食していることを示唆する。反復する起句や突然の覚醒は薬理的な睡眠と覚醒のサイクルに整合し、プレイヤーが見せられるビジョンはフリンの認知に混線した半夢半現の映像と言える。
6 ノーティワンズの位置づけ
ノーティワンズは反人間の群れであり、子どもたちの隠し場所が露見するかもしれない外圧。その存在がフリンの焦りを招き、安全手順の語りを一段強くする。つまり彼らは、フリンの物語における恐怖による正当化装置でもある。
7 女王の計画と王国軸
バンバン六章の語りは女王の計画とフリンの計画の並立と競合を示す。王国側の秩序回復と、フリンの地上到達は方向が一致しない。二つの計画のせめぎ合いが施設の崩壊と再編を引き起こし、精神世界では路線選択の誤りや間違ったバスという形で表象される。
8 バンバンのレトリック
バンバンの独白は常にあなたのせいという枠で始まり、別の場所を見せるという暗示的映写で締められる。これは罪悪感の誘導と認知の植え付けであり、プレイヤーの意思決定を後知恵バイアスで塗り替える技法として機能する。
9 反復とループ
開幕の挨拶、覚醒の呼びかけ、キャプテンの不在確認、最後のまたか。これらの反復は、未解決の核心が同じ場所で回転していることの記号。核心とは主体性の回復と倫理的選好の再配置であり、いずれも達成されないためループが継続する。
10 夢と現実の境界
フリンの家は現実ではないが現実にし得る。つまり現実の欲望の設計図である。誘拐や処刑のショックは現実側の損失の比喩であり、同時に精神世界の均衡崩壊のトリガーとして働く。二重写しによって、物語は夢としての可塑性と現実としての痛みを同時に保持する。
11 隊列からの脱落
ナブナブやキャプテンの喪失は、旅が友愛から不信へ、連帯から各個撃破へ移っていく駆動輪。隊列は倫理 責任 指南の三つの外骨格を順に失い、フリンの独走と自壊が加速する。
12 空の異変と再起動
八章ラストの空の何かは、外部介入か精神世界のリセットのいずれか。キャプテンの一撃が外れた示唆と併せると、物語は完全喪失ではなく未了として閉じ、次の覚醒を準備する。
まとめ
この連作は、太陽を知らない存在の救済願望と功利主義的自己正当化が、ギバニウムによる半夢半現の舞台で渦巻く物語。
ビーチは自由、乗り物は主体性、キャプテンは良心、反復は未解決の証。
プレイヤーは常に去るか関与するかの分岐に立たされ、フリンは憎しみと悲哀の二極に引き裂かれながら、安全手順という名の危うい橋を渡ろうとしている。
夢としても、現実の圧力としても読めるよう設計されているため、読みは二層で同時に成立する。
ストーリー全翻訳・和訳リスト
- ガーテンオブバンバン0
- ガーテンオブバンバン1
- ガーテンオブバンバン2
- ガーテンオブバンバン3
- ガーテンオブバンバン4
- ガーテンオブバンバン5
- ガーテンオブバンバン6
- ガーテンオブバンバン7
- ガーテンオブバンバン8:Anti Devil
- ガーテンオブバンバン9:Last Ticket to the Abyss
© Euphoric Brothers / Garten of Banban







コメント