シェリフトードスター登場
トードスター:
よく聞け、囚人。
気を失ったふりなんざ、俺には通用しない。
あんたはもう捕らわれの身だ。
これからは言われたことを黙ってやってもらう。わかったな。
最初の任務は簡単だ。
俺がはいかいいえで答える質問をする。
あんたは左右のボタンを使って答えろ。
正面を向いたとき、右のボタンがはい、左のボタンがいいえだ。
第一問。
上の階の沼地で囚人どもを全員閉じ込めたのは、あんたか?
(はい)
もしそうなら、時間が一分でも惜しい俺にとっては大助かりだ。
相棒みたいに助けてくれて感謝するぜ。
そいつの名は口に出さん。
(いいえ)
ふむ…じゃあ誰がやったんだろうな…
次に行こう。掲示板に映っていた脅威(ジャンボジョシュ)と接触したことはあるか?
(はい)
本当か?
まだ無事でいるのが意外だな。
(いいえ)
ない?
そうか、それは幸運だな。あれは厄介なやつだ…
第三問。
掲示板に映っていた脅威(スティンガー・フリン)と接触したことはあるか?
(はい)
なるほど、筋は通る。
(いいえ)
だが、俺が聞いた話とは違うがな…
第四問。
掲示板に映っていた脅威(ビターギグル)と接触したことはあるか?
(はい)
そうか?
その件については後で詳しく聞かせてもらうぞ。
(いいえ)
やはりな。
あんたは上の階から来たんだろう。
第五問。
掲示板に映っていた脅威(ナブナブ)と接触したことはあるか?
(はい)
あれは、ぞっとするやつだ…
(いいえ)
天井にも注意を払った方がいい。
あれはあらゆる角度から襲ってくる。
第六問。
掲示板に映っていた脅威(シェリフトードスター)と接触したことはあるか?
(はい)
あんたの答えにはどこか怪しいところがあった。
(いいえ)
残りの答えも今回のように正直であってほしいもんだな。
よし、後ろにある持ち物を取って部屋から出ろ。
まったく無駄な時間だったな。
あんたはここで働いてすらいない。
それで、こんな奥深くで何をしてるんだ、相棒?
……いいか、ついて来い。
中でならもっと話せる。ここはあまり安全じゃない。
足元に気をつけろ。ここはあまり頑丈じゃない。
王国へようこそ。
あんたをどう扱うかは俺の決めることじゃない、相棒。
俺たちは女王に会う必要がある。
そして会ったときには、敬意を払えよ。
クイーン・バウンセリア登場
トードスター:
陛下、新しい捕虜の尋問が終わりました。
バウンセリア:
その尋問の成果を1から10で評価するとしたら、どのくらいかしら?
トードスター:
結果はゼロです。ほとんど口を割らず、おそらく地上から来たと思われます。
バウンセリア:
地上ですって?
それは珍しいわね。
彼らはここで何をしているのか話したの?
トードスター:
残念ながら、何をしにここへ来たのかは聞き出せませんでした。
バウンセリア:
なるほど…わかる気がするわ。
心配する親は、同じように心配している親を遠くからでも見抜けるものよ。
上の階から悲鳴と崩れる音が聞こえてきました。
あなたは子を探しに来たのでしょう。
残念ながら、この階では見つからないでしょう。
人間がここまで降りてくることは、もう長い間ありません。
私たちが上の階に戻る手助けはできますが、その前に自己紹介をさせてください。
私はバウンセリア、この王国を治める女王です。
そしてこちらはシェリフトードスター、この王国を守る唯一の臣民にして護衛です。
粗雑な迎え方をしたことについて、私とトードスターの両方を代表してお詫び申し上げます。
最近は皆、少々気が立っていて…ご理解いただけるでしょう。
エレベーターの復旧はどうなっているの、トードスター?
トードスター:
あまり良くありません。重要な部品が欠けています。正確には三つです。
バウンセリア:
その部品がどこにあるか知っているの?
トードスター:
はい、陛下。ですが今までは忙しすぎて回収に行けませんでした。
バウンセリア:
これからの時間は私たち全員にとって厳しいものになるでしょう。ですが親(主人公のこと)よ、これはあなたの戦いではありません。
トードスター、親を連れて欠けている部品を取りに行きなさい。
トードスター:
ですが陛下、私たちはあなたをお守りすることに集中すべきです。
バウンセリア:
守れるわ。あなたたち二人が部品を手に戻ってきたときにね。
トードスター:
よし、女王の言葉は聞いただろう。
駅へ向かうぞ、相棒。
一言も発しないくせに、ずいぶん上手くやるもんだな。
俺も少し黙ってみたほうがいいのかもしれん。
女王の話の多くは、この状況をかなり軽く見せていた。
やばいぞ。とんでもなくまずい状況だ、相棒。
女王の道化が反乱を起こした。
何があっても、女王を笑わせてはならん。
さもないと、あの袋の中身が飛び出して、俺たちは全員死ぬ。
ビターギグルの脅威
トードスター:
エレベーターの三つの部品は三つの駅に散らばっている。
この古い輸送システムを使えばたどり着ける。
乗るには一人につき二枚のチケットが必要だ。
俺に二枚、あんたに二枚、そしてリトルビークに二枚。
どこかに散らばっているはずだ。
わかるぞ、相棒。混乱してるのも無理はない。
帽子をかぶった巨大な二足歩行のカエルが、紫の巨大カンガルーの女王を守るなんてどういうことだと思うか?
俺はお前たちにゴミのようにここへ投げ込まれた。
希望もなく、行くあてもなく、寒さに凍え、約束された地上から遠く離れて。
だがどん底で俺は見つけられ、受け入れられた。
その時、俺は女王を守護する者になると誓ったんだ。
ここだ、相棒。さっさと片付けよう。
必要な部品は管理室の換気通路にあるはずだが、扉が閉ざされているようだ。
な、何だ? 何が起きてる?
そこにいろ、動くな。
俺が扉を開ける方法を考える。
ビターギグル:
やあ!ボクは腹ペコのヘビだよ。
キミ、食べ物持ってる?
トードスター:
焼かれる覚悟をしろ!
トードスターは期待を裏切らん、相棒。
あれが俺の言っていた道化だ。
別名ビターギグル。
あいつはもう俺たちが王国にいないと知った。
部品を取ってここを出るぞ。
待て、敵のやり口は知ってる。
俺たちは狙われている。
この通気口は繋がっていて、格好の罠になる。
仕掛けられている通気口を見分ける方法があるはずだ。
それを突き止めるんだ。
これがこの区画で必要な部品だ。
戻ってちゃんと合うか確かめよう。
エレベーターへ行って部品がはまるか試そう。
よし!これで三つのうち一つだ。
俺はここで全部まとめておく。
あんたはしばらく周りで時間を潰して、準備ができたら女王と話すといい。
バンバンとの再会
バウンセリア:
おかえりなさい。
あなたの旅が無駄ではなく、エレベーターも少しは使えるようになったことを願います。
あなたが子を取り戻すためにしていることを、どれほど尊敬しているかを伝えたいのです。
命を懸けて、自分よりはるかに強大な力と戦う姿は……本当に称賛に値します。
その敬意の印として、この青いカードキーを受け取ってください。
大したものではありませんが、私たちにとっては信頼の象徴です。
誇りを持って宣言します。
あなたは正式にこの王国の市民です。
子を取り戻した後も、どうぞ好きなだけここにいてください。
王国は今、人口五人に達したと胸を張って宣言できます!
五人と言ったのは、あなたが不在の間に友人が現れたからです。
彼は傷ついた状態だったので、私は医務室で休むように伝えました。
彼はあなたを呼んでいました。
ですから、時間があるときに会ってあげてはどうでしょうか?
バンバン:
女王が一日に多くの新しい訪問者があったと言ったとき、俺にはそれがあんただとわかった。
いいか、俺に何が起きたとしても…
あんたに何をしようとしたとしても…
実際の俺じゃなかったと知ってくれ。
深く考える暇もなく、従わされていただけなんだ。
遠くからあんたに連絡を取ろうとしたのには理由があった。
それが本当の理由だ。
それでも、俺はあんたに償いたい。
女王からエレベーターの状況を聞いた。手伝わせてくれ。
今は前よりもずっと自分を保てている。
エレベーターの失われた部品を探すのを手伝う。
少し休む必要があるが、その後で指定された駅で会おう。
フリン再び
導入場面:水生区画の大広間、通信端末
フリン:
ああ…お前か…
安心しろ、もうお前を傷つけられはしない。
私は弱りすぎて何もできん。
私の言葉を聞かず、去るべきときに去らなかった――お前は大きな過ちを犯したんだ。
ようやくジョシュを抑え込めたというのに、わざわざ来て奴を怒らせるとはな。
見ろ、今やお前の傲慢さのせいでこの有様だ。
私たち二人とも子どもたちに辿り着けない。
これはお前の責任だ。
他の誰のでもない。
私は「最も安全な手順を守る」と言ったが、それは本気だった。
だがな、それでもお前に見せたいものがある。
どうやら今のお前には、それが必要らしいからな。
内容:キャンプ、チューチューチャールズコラボ?!
バンバン:
ああ、やあ!また起きたんだね。
君は本当に眠りすぎだよ。
フリン:
同感だ。
バンバン:
集めておいた野菜のおやつを食べてくれ。
フリン:
ああ、全部なくなったよ。
お前が眠っている間に、私の分の栄養はすでに消費させてもらった。
バンバン:
僕もだ、ごめんね。
フリン:
私はこれまで、クモから優しさを見たことはなかった。
バンバン:
僕は思うよ…ジャンボジョシュがいたら、あの野菜を喜んで食べただろうな。
フリン:
奴がここにいて不快な存在感を振りまいていないことに、私は十分満足している。
バンバン:
なぜそんなに彼を嫌うんだ?
確かに怒りっぽいところはあるけど、全体的には結構落ち着いたやつだぞ。
フリン:
私はこれまで何度も奴と衝突してきた。
憎しみは、私が制御できない二つの感情のうちの一つだ。
バンバン:
もう一つは何だい?
フリン:
悲しみだ。
バンバン:
またか…
フリン:
こんな世界で、絶え間ない悲しみをどうやって乗り越えられるというんだ。
時々、私たちは結局永遠に滅びる運命なのではと感じる。
私たちそれぞれに計画や目標はあるが、結局のところ大した意味はない。
過去やこれまでの苦悩を消すこともできない。
バンバン:
人生はいつも悲しんでいるには短すぎるんだ、フリン。
フリン:
私たちの命は違う。
バンバン:
うーん、なんて言えばいいのか分からないよ。
君も知ってるだろ、僕はこういうの得意じゃないんだ。
ナブナブかキャプテンなら助けになれるかもしれない。
キャプテン?
やっぱりな。
なんだ、この音は?
フリン:
この生態系には他にもたくさんの生き物が住んでいる。
何だってありえる。
バンバン:
でもさ、あんな音を出す動物なんているのか?
うわああ、助けてくれ!
(チューチューチャールズ襲来で終わり)
ウスマン自己紹介
バンバン:
君はどこに行ってたんだ?
僕はずっと待っていたんだよ。
次に必要な部品は第二ステーション、給餌区画にあるはずだ。
今こそ自己紹介をするのがいい頃合いだと思う。
信じられないかもしれないけど、まだしていなかったからね。
僕はウスマン。
ここで全てが崩壊する前――文字通りにも比喩的にも――働いていたんだ。
君がここで目撃してきたことは、僕には想像もできないよ。
僕も同僚たちも、もっと早く声を上げるべきだった。
そうすれば、これらすべては防げたかもしれない。
でも考えてみれば、最後の数か月の間、同僚たちは本当の意味で友人じゃなかった。
だから防ぐには相当な計画が必要だったんだ。
君には理由もなく突然裏切ってきた友人はいるか?
僕の場合を「裏切られた」と言うのは控えめな表現だろう。
突然口をきかなくなり、僕を化け物でも見るような目で見てきたんだ。
確かに僕は時々かっとなることはある。
でもあれは行き過ぎだった。
正直、今でも混乱している。
着いたぞ。さあ、行こう。
待て、伏せろ!
これはさっき保安官が仕掛けた罠に違いない。
かわいそうなジョシュ…これじゃあどれほど混乱しているか想像もつかない。
前に来たときは鍵なんてかかってなかったのに…
でも開けるのはそう難しくないよな?
ビターギグルクローンA:
へえ、キミたちはここに来て、ボクらのものを盗んで、さっさと帰るんだね。
人間なんてみんな同じさ。
恥知らずの泥棒ばかり。
その欲望には限度がない。
ただ数分押さえつけられる程度のものさ。
冠なんてあげるよ。
ボクにはどうでもいい。
でもね、せめてこのちっぽけな詩に拍手をくれないか?
お願いだからさ!
ビターギグルクローンB:
あそこにいる奴の言葉なんて聞かなくていい。
詩のことしか頭にないんだから。
ボクが本当にすごいものを見せてあげる。
マジックショーだ!
開けゴマ!
これには拍手をもらってもいいだろう?
バンバン:
また扉か?
でもこの二つ目はカードキーじゃ開かないみたいだな…
エレベーターの部品を取る前に、まずやらなきゃならないことがある。
バンバン対ナブナブ
バンバン:
この偽物は、僕の大切な者に引き渡さねばならない。
さあ、お前が役目を果たせ。
あいつはひどく孤独だったに違いないが、僕が新しい友を与えてやった。
さあ…待つのだ…
待て…だめだ!ナブナブ!
ナブナブにあいつを渡すわけにはいかない!
僕は何度も君を直そうとした。
だが君は修復不可能だ!
もうたくさんだ!
僕は制御できる。できるはずだ…
ここでやらねばならぬことがある。
君は僕抜きで戻れ。
エレベーターの部品はこの辺りにあるはずだ。
トードスター:
これで三つのうち二つだ。よくやったな、相棒。
バウンセリア:
おかえりなさい。
あなたの旅が無駄ではなく、エレベーターも少しは使いやすくなったことを願います。
完全に修理が終わるのも、もう間もなくです。
あなたが探している子どもたちの無事を祈っています。
彼らを見つけたとき、ひとつお願いしてもよろしいですか?
時々で構いませんから、こちらを訪れてくださいますか。
私たちに害を与えようとしない訪問者が来たのは、本当に久しぶりなのです。
どうかこの願いを聞き入れてください。それ以上は、あなたをこれ以上引き止めるつもりはありません。
それと、どうやらあなたの仲間がさらに到着したようです。
会いに行ってはどうでしょうか。
トードスターアーカイブ①カタツムリ
これは「トードスター保管録」と呼ぶ最初の記録だ。
ここには犯罪者に関するすべての情報が記録される。
犯罪者ナンバー1、カタツムリ(スローセリーヌ)は、俺が王国の正門付近を巡回中に捕らえられた。
カタツムリは自分の殻に隠れていたところを捕獲され、それ以来ずっと殻に籠ったままだ。
最初は空っぽの殻だと思われたが、やがてその中からかすかな泣き声が聞こえてきた。
殻から出るよう説得を試みたが、すべて失敗に終わった。
この極度の苦悩の理由はまだ特定されていないが、俺には一つの仮説がある。
この犯罪者はここ出身ではないため、この異国の敵対的な環境が不自然な行動を引き起こしている可能性がある。
さらなる記録はまた後に。
トードスターアーカイブ②教師
これはトードスター保管録の第二記録である。
犯罪者ナンバー2、教師(バンバリーナ)は三階から降りるエレベーター付近で捕らえられた。
そこでは先に人間も捕獲されていた。
カタツムリとは違い、教師は非常に敵対的で、彼女がここにいる理由として自分のクラスの生徒の失踪を挙げていた。
脱走を試みた数々の記録が残っているが、最終的には諦めたようだ。
彼女を落ち着かせるために多くの物を与えたが、余分にあったボウリングのピンだけが効いたようである。
落ち着いてからは部屋の隅に座り込み、「遅れてはいけない」と独り言を繰り返している。
実に興味深い事例である。
トードスターアーカイブ③鳥たち
これはトードスター保管録の第三記録である。
犯罪者ナンバー3と4、鳥たち(オピラバード、タルタバード)は現在の収容房へ誘い込む形で捕獲された。
王国の壁内に突然予告なく現れたのには驚かされたが、今は安全に拘束されている。
彼らは縄張り意識が強いようで、俺が房から距離を保つ限り敵対行動は見せなかった。
また、何かを必死に探しているようにも見えたが、それが何なのかは分からない。
収容されてからは完全に静止したままで、俺を騙して中に入らせようとしているのかもしれない。
その手には乗らない。続報はまた後に記す。
トードスターアーカイブ④グリーンゴリラ
これはトードスター保管録の第四記録である。
犯罪者ナンバー5、グリーンゴリラ(ジャンボジョシュ)は俺自身が給餌区画に仕掛けた複雑な罠にかかり捕獲された。
今のところ鎖で繋がれており、多くの情報は引き出せていない。
今日だけで数時間のうちに7件もの事例が発生している。これは極めて不自然だ。
上の階で何かが起き、その影響でこれらの事例がここへ流れ込んできている。
見知った顔がこのような状態になっているのは胸が痛むが、狂ってしまった旧友を助けるために自分の身を危険にさらすわけにはいかない。
続報はまた後に記す。
ビターギグル登場
ビターギグル:
まるで虫が電撃に吸い寄せられるみたいだね!
正直に言うよ、恐竜がキミを片付けてくれると思ってた。
でも罠にかけてキミを排除できるなら、文句を言う理由なんてないよね?
ここで最高にぴったりなジョークを言ってやりたいけど、人間って全然理解してくれないんだよなあ。
ボクに一番近かった連中ですら、ボクが生まれ持った使命を否定した。
ボクのジョークに遺伝子レベルで笑うよう作られたはずのやつらが!
「女王を笑わせれば袋の中の何かが飛び出して世界が終わる」なんてシナリオを持ち出してきたけど、ボクは信じちゃいない。
絶望して、究極のジョーク使いを作り出そうと必死になったけど、何度も何度も失敗して、ようやく気づいたんだ。
究極の道化はこのボクだ。
他の誰でもない、ボク自身が生み出したボクこそが!
保安官をキミのおかげで足止めできたから、女王に辿り着くのは簡単さ。
じゃあ行かせてもらうよ。
キミと違って、家族を取り戻す道はこれ以上なくはっきりしているからね。
陛下、ついにボクは生まれ持った使命を果たしに来た。
ジョークを届けるために!
これまでで最高のネタだ!
バウンセリア:
立ち去れ!そしてジョークなど口にするな!
ああ、なんてこと…!(リトルビークが落ちてしまった…)
見て、あなたがやってしまったことを!
ビターギグル:
ああ、子どもって育つのが早いねえ。
残念だけど、あの子は今にも押し潰されそうだよ。
バウンセリア:
これは混乱だ!
ビターギグル:
ボクは今まで陛下の命令にすべて従ってきた。
なのに、なぜ最後の一度だけ満足をくれないんだ?
ボクが望むのはあなたを笑わせることだけだ!
バウンセリア:
でも私が笑えば何が起きるか、あなたもわかっているでしょう!
ビターギグル:
わかってるさ。
何度も何度も自分に言い聞かせた。
笑いよりも大切なものがあるって。
でももう待てないんだ!
たとえほんの一瞬でも、陛下、あなたを笑わせなきゃならない!
もう二度と無視されるわけにはいかない!
支配者を笑わせることができなければ、ボクには存在価値なんてないんだ!
すまない。
陛下、答えてくれ。
列車の車掌がカンガルーに言った言葉は?
「乗ってけ!」
バウンセリア:
最悪だ。くだらなすぎる。(笑ってしまう)
トードスター:
走れ!この階全体が崩れるぞ!
悪党ども(ノーティワンズ)が逃げ出している。
エレベーターを何とか動かしたが、完全ではない。
下にしか行けないが、今はこの階全体から逃げ出さなければならない。
俺たちが苦労して築き上げたものが…
全部無駄になっちまった…
他の囚人たちは解放したが、こいつ(フリン)だけは捕まえておいた。
奴の知っていることは必ず役に立つ。
もし生きて下まで辿り着けたら、女王の笏を探す必要がある。
あれだけがこの狂気を止められる唯一の手段だ…
(エレベーターで下層へ…終わり)
原文(Original Text)
Listen up, criminal up, that whole act of you being unconscious won’t work on me
You’re a prisoner now. You’ll do what you’re told without any questions, understood?
Now, your first task is very simple. I will ask you yes-or-no questions, and you’ll answer them using the buttons on your left and right
Facing forward, the button on your right is a “yes” and the button on your left is a “no”
Question one.
Someone locked up all the criminals in the swamp on the level above. Was that you?
You saved a lot of time for someone that needs every minute on their hand, so thank you for that
Huh… I wonder who did that then…
That someone shall not be mentioned
Moving on. Have you ever come in contact with the threat shown on the board?
Really? I’m surprised you’re still in one piece
No? Well, consider yourself lucky. That’s a crazy one…
Third question.
Have you ever come in contact with the threat shown on the board?
Adds up.
That’s not what I heard…
Fourth question.
Have you ever come in contact with the threat shown on the board?
Yeah? I’m going to need every bit of information you’ve got on that one, but later
I thought so. You must have come from the floors above.
Fifth question.
Have you ever come in contact with the threat shown on the board?
That one gives me the creeps…
Well you’d better keep a wider eye on the ceiling. That one strikes from every angle
Sixth question.
Have you ever come in contact with the threat shown on the board?
I hope the rest of your answers were as truthful as this one.I could tell something about your answers was fishy
Alright. Grab your belongings from the back and step out of the room.
What a waste of time. You don’t even work here.
What on earth are you doing this deep down, anyway, partner?
You know what? Follow me. We can talk more inside. It’s not very safe out here.
Careful here. It’s not very sturdy.
Welcome to the kingdom.It’s not up to me to decide what to do with you, partner.
We need to talk to the queen, and when we do, show respect.
Your majesty, I’ve finished interrogating the new captive.
And how would you rate the fruitfulness of that interrogation, on a scale of 1 to 10?
Zero. They don’t talk much and I think they came from the surface.
The surface?
That’s a new one. Did they say what they’re doing down here?
I’m afraid not.
I think I know. A worried parent can spot another worried parent from a mile away.
I’ve heard the screams and the crash from above. You’re here in search of your child.
I fear you won’t find them here. Most humans have ceased to come down to this floor for quite some time now.
We can help with getting you back up to the upper floors, but allow us to introduce ourselves first
I am Queen Bouncelia, the ruler of the Kingdom.
This is Sheriff Toadster, the protector and only other citizen of the kingdom.
I apologize on behalf of both myself and the Sheriff for the rough reception.
We’ve all been a little on edge lately. I’m sure you can understand.
How’s the elevator back up doing, sheriff?
Not too well. It’s missing some crucial parts. Three to be exact.
Do you know where these parts are?
Yes, your majesty. I was previously too occupied to go and collect ‘em.
The coming hours will be rough for us all, but this is not your battle, parent.
Sheriff, accompany the parent and go grab the missing parts.
But, your majesty, we should be focused on protecting you.
You will. Once you two get back with the parts in hand.
Alright, you heard the lady. Let’s head to the station, partner.
You get by too well for someone who doesn’t utter a word, you know that?
Maybe I should talk less and see where that gets me.
Much of what the queen has said really downplayed our situation.
We’re in trouble. A lot of trouble, partner.
The queen’s Jester has gone rogue.
No matter what happens, he must not make the Queen laugh. Otherwise, what’s in her pouch escapes and we all die.
The three parts of the elevator are scattered across three stations, which we can get to using this old transport system.
I believe it’s two tickets per rider. Two for me, two for you, and two for Little Beak here. There should be some scattered around here.
Y’know, I get your confusion, partner, I really do.
What’s a massive bipedal toad with a hat protecting a giant purple kangaroo queen for?
After I was thrown down here by your kind like I was trash, I was hopeless, aimless, cold, and miles away from the promised surface.
Long story short, I was found and accepted at my lowest.
It was then that I declared myself the ultimate protector of the queen.We’re here, partner. Let’s get this over with.
The part we need should be in the administration room within the ventilation corridors, but it looks like the door is locked.
Oh what? What’s happening?
You stay in there and don’t move. I’ll figure out a way to get the door open.
Hi! I am a hungry snake. Do you have any food?
PREPARE TO GET TOASTED!
These Toadstars never disappoint, partner.That, my friend, was the jester I was talking about. AKA Bittergiggle.
He now knows we’re not at the kingdom. Let’s grab the part and get out of here.
Wait. I know my enemies. We’re being stalked.
These vents are interconnected, they make perfect traps.
I’m sure there’s a way we can tell which ones are rigged. We just need to figure it out.
That’s the part we need from this section. Let’s head back and see if it’ll fit.
Let’s head for the elevator to see if the part fits.
Perfect! That’s one of three.
I’ll stay here and put everything together. For now maybe just hang around the place and talk to the queen when you’re ready.
Welcome back. I hope your journey was worth it, and the elevator a little more usable.
I wanted to let you know how much I respect the things you are doing to get your child back.
Putting your life on the line and fighting forces far more powerful than you like that is just… Admirable…
As a token of my respect, please accept this blue keycard. While not much, it is what we consider a symbol of trust.
I am proud to announce that you are officially a citizen of the kingdom. Feel free to stay as much as you like, even after you get your child back.The kingdom can now proudly announce that it has reached a population of five!
I say five because a friend of yours showed up while you were away.
He was in a damaged state so I told him to stay in the infirmary.
He asked for you, so perhaps you could speak with him when you have time?
Welcome back. I hope your journey was worth it, and the elevator a little more usable.
I wanted to let you know how much I respect the things you are doing to get your child back.
Putting your life on the line and fighting forces far more powerful than you like that is just… Admirable…
As a token of my respect, please accept this blue keycard. While not much, it is what we consider a symbol of trust.
I am proud to announce that you are officially a citizen of the kingdom. Feel free to stay as much as you like, even after you get your child back.The kingdom can now proudly announce that it has reached a population of five!
I say five because a friend of yours showed up while you were away.
He was in a damaged state so I told him to stay in the infirmary.
He asked for you, so perhaps you could speak with him when you have time?
When the queen mentioned having many new visitors in one day, I knew it had to be you.
Listen, whatever happened to me… Whatever I tried doing to you… Just know it wasn’t actually me.
I was forced to obey without much thought.
I tried communicating with you from afar for a reason. Now you know the true reason why.
Still, I want to make it up to you.
The queen filled me in on the situation with the elevator. I want to help with that.
I feel much more in control now. I’ll come help you find the missing pieces of the elevator.
I just need to rest for a little bit and I’ll meet you at whatever that station is.Oh… It’s you…
Don’t worry, I’m unable hurt you. I’m too weak to do anything.
By not listening to me and leaving when you had the chance, you have made a great mistake.
Finally after managing to keep Josh under control, you just had to come around and anger him.
Look where your arrogance got us now; a position where neither of us can get to the children.
This is your fault, and nobody else’s. I meant it when I said I would practice the safest of procedures.
But regardless, I have something I want to show you.
It sure looks like you need it.
Oh, hi! You’re up again.
You sure are a sleepy fellow.
Agreed.
Grab some of the vegetable snacks we collected and eat.
Oh, they’re all finished.
I already have consumed my share of the nutrients we have gathered while you were in your slumber.
Me too, sorry about that.
I have never witnessed kindness coming from a spider before.
Man… If Jumbo Josh was here he would have loved those vegetables.
I am pretty content that he is not gracing us with his irritating presence.
Why do you hate him so much? Sure he’s got some anger issues but overall he’s pretty chill.
We’ve had our fair share of altercations.
Hate is one of the two emotions I am unable to control.
What’s the 2nd one?
Sorrow.
Not again…
How is any being able to move past constant sorrow in a world like ours.
Sometimes I feel like we’re all just doomed forever.
We each have our plans and goals but at the end of the day it doesn’t really matter.
Nor can it undo the past or previous misery.
Life is too short to be sad all the time, Stinger.
Our lives aren’t.
Well, I don’t know what to tell you. You know I’m not the best at this stuff.
Maybe Nabnab or the captain can help.
Captain?
As expected.
What’s that sound?
Lots of other creatures reside in this ecosystem.
Could be anything.
Yeah, but what kind of animal makes THAT sound?
AGH HELP ME!
Where have you been? I’ve been waiting for a while.
The next piece that we need should be at the second station. The feeding sector.
I feel now is a good time to introduce ourselves, which we haven’t done up to this point if you can believe it.
I am Uthman. I worked here before everything came crashing down, literally and figuratively.
I can’t imagine the stuff you’ve witnessed down here.
My coworkers and I should’ve spoken up sooner. Perhaps all of this should’ve been prevented then.
But then again, my coworkers weren’t really friends in those last couple of months anyway, so it would’ve needed some good planning.
You ever had those friends that suddenly turn on you for no reason?
To say mine turned on me would be an understatement. They suddenly stopped talking to me. They looked at me like I was some sort of monster.
Sometimes I lose my temper, sure, but it seemed excessive. I was and still am confused, to say the least.
We’re here. Let’s get going.
Wait, get down!
That must’ve been a trap that the sheriff set up earlier.
Poor Josh… I can’t imagine how confusing this has all been for him…That wasn’t locked the last time I was here…
Can’t be too hard to get it open, though, right?
Wow. You just come in here, steal what’s ours, and then leave.
You humans are all the same; thieves with no shame.
Your greed knows no limits; only controllable for minutes.
You can have the crown, I couldn’t care less about that.
But can I at least have some applause for my little poem? Please?Don’t listen to that guy over there, all he cares about are his poems.
I’ll show you something that’s actually impressive.
A magic trick!
Open Sesame!
I think I earned a round of applause for that.
Another door? Doesn’t look like this second one takes a keycard though…
Before we grab the elevator piece there’s something I need to do first.
I need to hand this imposter over to someone very close to me.
You do the honors.
He must’ve gotten very lonely, but I got him a new friend.
Now… We wait…
Wait… No! Nabnab!
We can’t let Nabnab take him!
I tried fixing you so many times, but you are just unfixable!Enough is enough!
I can control it. I know I can…
I have a few things I need to do around here, you go back without me.
The elevator part should be around here somewhere.
That’s two of three. Great work, partner.
Welcome back. I hope your journey was worth it, and the elevator a little more usable.
We’re very close to having it fully fixed.
I pray for the safety of the children you’re looking for.
When you do find them, can I ask for a favor?
Could you try and occasionally come visit? It’s been so long since we’ve had a visitor that isn’t trying to harm us.
Please do consider my request. Other than that, I don’t want to keep you any longer.
Also, it appears more of your friends have arrived if you’d like to go check on them.
Like a bug to a zapper!
I won’t lie, I thought the dinosaur would finish you off, but if trapping you will get you out of my way too then who am I to complain?
I’d tell you a very fitting joke but you humans just never seem to get them.
The closest people to me denied me what I was made to do; people who were genetically-programmed to laugh at my every joke!
They cited some end-of-the-world scenario where whatever’s in the queen’s pouch escapes if I make her laugh, but I’m not buying it.
I was distraught, and I became dead set on making the ultimate jokester, but after failing time and time again, I realized something.
I AM the ultimate jokester. There was nobody better to be made, even if by me.
With the sheriff occupied thanks to you, reaching the queen will be a piece of cake.
I will go now, because unlike you, my path to having my family back has never been clearer.
Your majesty, I have finally come to do what I was made for, and deliver my jokes.
This is my best batch yet!
I command you to leave and not tell any jokes!
Oh no!
Look at what you have done!
Awww, they grow up so fast.
Too bad she’s about to get completely crushed.
This is chaos!
I’ve followed every single one of your orders. Why won’t you give me that satisfaction one last time? All I want is to make you laugh.
But you know what will happen if I laugh!
I do. And I told myself time and time again that some things are more important than laughter.
But I can’t wait anymore. I need to make you laugh, even if just for a little bit!
I can’t be put aside again! I am nothing without a ruler to entertain!
I am sorry.
Your majesty, tell me.
What did the train conductor say to the kangaroo?
Hop on!
That. Was. Terrible.
We’ve gotta run! This entire floor’s going down!
The Naughty Ones are escaping.
I’ve managed to get the elevator to work, but only partially.
It can only go down, but right now we have to escape this entire floor to anywhere else.
Everything we have worked so hard to build… Just ruined…I’ve let the other prisoners go but grabbed this one. The things he knows will definitely be useful.
If we make it down there alive, we need to find the queen’s scepter. It’s the only thing that can stop this madness…
概要
本作では、主人公は王国の内部に足を踏み入れ、シェリフトードスター と クイーン・バウンセリア、そして旧友である ビターギグル(ジェスター) と深く関わることになります。トードスターは保安官としての正義感から主人公を「囚人」として尋問しますが、次第に協力関係へと移行します。一方、バウンセリアは王国の統治者として威厳を保ちながらも、主人公に理解と信頼を示し、市民権を与えるまでに至ります。
しかし、ストーリーの中心で暗躍するのはビターギグル。かつて「笑わせるために作られた存在」であった彼は、自らの役割と存在価値に囚われ、狂気に陥っていきます。彼は女王を笑わせようと執拗に迫り、それが王国全体を危険に陥れる可能性を孕んでいることが明らかになります。
物語は、エレベーターの修理を進めながら、逃げ出した「Naughty Ones(悪党ども)」やナブナブの妨害を回避しつつ進行します。最終的に、トードスターとバウンセリアは主人公に協力し、女王の笏(セプター)こそが混乱を止める唯一の手段であると示されます。
解説
物語は、プレイヤー(主人公)が崩壊した施設のさらに下層──王国(The Kingdom)と呼ばれる奇妙なエリアに辿り着くところから始まります。
そこには、保安官 シェリフトードスター(Sheriff Toadster) と、女王 クイーン・バウンセリア(Queen Bouncelia)、
そして過去の友人 ビターギグル(Bittergiggle/ジェスター) が存在していました。
■ トードスターの尋問と「囚人」扱い
冒頭、主人公はトードスターに捕らえられ、「囚人」として尋問を受けます。
彼は真面目で正義感の強い保安官であり、王国を守ることを使命としています。
尋問を通じて、主人公が上層から来た存在だとわかると、トードスターは次第に敵意を解き、協力者として行動を共にします。
彼の台詞には、秩序を守る側の苦悩がにじんでおり、王国がすでに内部崩壊の危機にあることを示唆しています。
■ クイーン・バウンセリアとの出会い
王国の中心には、巨大なカンガルーの女王バウンセリアが君臨しています。
彼女は威厳を持ちながらも思慮深く、主人公を「子を探す者(親)」として理解し、市民として受け入れます。
彼女は女王としての責任を重く受け止めており、トードスターを信頼しながらも、
かつての道化師 ビターギグル との因縁に苦しんでいます。
■ ビターギグル(ジェスター)の狂気と悲劇
ビターギグルはかつて「人を笑わせるため」に作られた存在でした。
しかし、自分のジョークに笑ってくれたはずの女王が、ある日「笑ってはいけない存在」になったことで、
彼は深い喪失と怒りに囚われていきます。
バウンセリアは「笑えば袋(pouch)の中の“何か”が飛び出し、世界が滅ぶ」と言われており、
笑うことを禁じられているのです。
それでもビターギグルは「自分の存在価値は笑いにある」と信じ込み、
女王を笑わせようと暴走してしまいます。
その行為が、結果的に王国の崩壊を引き起こす悲劇へとつながっていきます。
■ フリンとバンバンの再登場
中盤以降では、上層からの生存者として スティンガーフリン と バンバン(ウスマン) が登場します。
フリンは理知的で皮肉屋。自らの行いに苦悩しながらも、
「安全な手順を守る」と言いながら失敗を重ねる過去を告白します。
一方、バンバンはより人間らしさを帯び、「子を探す親」としてプレイヤーに寄り添います。
しかし彼のセリフの端々から、かつてこの施設の職員だったこと、
そして人間の意識を持つ“存在”として再利用されている可能性がほのめかされます。
■ 崩壊と逃走
終盤、ナブナブや「Naughty Ones(悪党ども)」の脱走によって王国は完全に崩壊します。
トードスターはエレベーターを修理し、主人公を逃がそうとしますが、
彼自身は残って狂気の鎮圧を試みます。
彼の言葉「女王の笏(セプター)こそがこの狂気を止められる唯一の手段だ」が、
次章への布石となっています。
考察ポイント
- 女王の袋「pouch」の正体
- ビターギグルの「狂気」と「笑い」の意味
- トードスターの正義と限界
- フリンの哲学と自己矛盾
- バンバン(ウスマン)の正体
- 「女王の笏(セプター)」の役割
女王の袋「pouch」の正体
バウンセリアの袋には、「王国を滅ぼす何か」が封じられています。
それは単なる物理的な存在ではなく、エネルギー・魂・記憶の集合体のようなものではないでしょうか。
袋は母性(命を宿す場所)であると同時に、破滅を生む「禁断の器」として機能している。
つまり彼女自身が“再生と破壊の象徴”なのです。
ビターギグルの「狂気」と「笑い」の意味
ビターギグルは人を笑わせるために作られたが、その「笑い」が禁じられた瞬間、
存在意義を失い、創造主と目的の呪縛に囚われた存在になります。
これは「創造された存在が、自分の意味を奪われたときどうなるのか」というテーマであり、
彼はまさに“被造物の悲劇”を体現しています。
トードスターの正義と限界
トードスターは秩序を守ることに忠実な保安官ですが、
王国の崩壊に直面し、自分の「正義」が無力であることを痛感します。
彼の台詞には、“組織を守る者”の苦悩が込められており、
彼は最後まで信念を曲げずに行動することで、人間的な正義と絶望の狭間を象徴しています。
フリンの哲学と自己矛盾
フリンは知性的で皮肉屋。
彼の「お前に見せたいものがある」は、“知識と破滅”を同時に暗示しています。
科学者としての理性と、実験者としての傲慢の境界に立つ彼は、
プレイタイム社の象徴的存在 ソーヤー博士 と同じ思想を持つ可能性があります。
バンバン(ウスマン)の正体
バンバンが「ウスマン」と名乗ることは極めて重要です。
これは、Case 6(バンバン誕生実験) の人間のDNA提供者「Dr. Uthman Adam」である可能性を示唆します。
つまり、彼は“人間としての記憶を持つおもちゃ”なのです。
この設定は「人間の魂の再利用」や「実験の倫理性」といったシリーズ全体の核心に触れる部分です。
「女王の笏(セプター)」の役割
笏は単なる王の象徴ではなく、王国の理性や秩序を制御する装置であると考えられます。
これが「狂気を止める唯一の手段」と言われるのは、
バウンセリア自身の力、つまり“袋”を封印・抑制する機能を持つからです。
次章(Banban 5)では、この笏が鍵となり、王国の崩壊と再生の選択が描かれる可能性があります。
まとめ
- 主人公は王国に囚われ、シェリフトードスターによって尋問を受ける。
- クイーン・バウンセリアが登場し、主人公に信頼を示し、市民権を与える。
- トードスターは忠実な護衛として主人公を支え、行動を共にする。
- ビターギグル(ジェスター)は「女王を笑わせる」という強迫観念に囚われ、危険な存在として描かれる。
- ビターギグルは自身の使命を語り、狂気とギャグの狭間で暴走する。
- ナブナブや「Naughty Ones(悪党ども)」の脱走によって王国は混乱に陥る。
- エレベーターの修理を進めながら、主人公たちは生存と脱出を図る。
- バウンセリアは主人公に敬意を示し、協力を依頼する一方で、王国を守る重責を担い続ける。
- トードスターは女王の笏(セプター)こそがこの狂気を止める唯一の手段だと語る。
ストーリー全翻訳・和訳リスト
- ガーテンオブバンバン0
- ガーテンオブバンバン1
- ガーテンオブバンバン2
- ガーテンオブバンバン3
- ガーテンオブバンバン4
- ガーテンオブバンバン5
- ガーテンオブバンバン6
- ガーテンオブバンバン7
- ガーテンオブバンバン8:Anti Devil
- ガーテンオブバンバン9:Last Ticket to the Abyss
© Euphoric Brothers / Garten of Banban





コメント